粗忽者の山歩き−奥武蔵・蕨山
団塊オジサン
2001年10月14日 奥山に もみじ踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は哀しき (猿丸大夫)
鹿の鳴き声は耳にしなかったが、鹿のフンに遭遇したのは、秋たけなわの日曜日、埼玉・秩父にほど近い奥武蔵・蕨山ハイキングでの出来事。全山紅葉というには少し早かったが絶好のハイキング日和に、初参加の3人を交え、総勢18人が参加した。 味わい深い山道 西武池袋線・飯能駅からバスで1時間の名郷停車場を8時10分出発。途中、沢沿いの道、距離は短いが爪先上がりの急登、秩父の名峰、両神山を臨む尾根歩きありと日帰りハイキングコースとしては、バラエティーに富むコース。ガイドブックなどでは、すぐ近くの伊豆が岳、武川岳などが人気だが、格好のハイク日和にもかかわらず入山者は少なく静かな山歩きを楽しめ、コース選定にも「山の会」の細やかな気配りが感じられた。小生が感動したのはKさんの「味わい深い山道」という形容。ハイク2回目の参加の小生なぞは根がせっかちでできているせいか、どこへ行くにも、ゴールにいかに早く辿り着くかが、歩行中、常時、思考の一角を占め、坂がきつい・緩やか、途中の景色が景色をすばらしいと思うことがあっても、「味わい深い」という科白など、どこをどうひっくり返そうが出てこない言葉である。さまざまなコースを歩いてこられた先輩会員の経験の深さからにじみ出た言葉だと思い、改めて感銘。 平成の星、K少年が参加 近ごろ、ハイキング、山登りといえば「中高年」と枕詞になるほどだが、今回のハイキング行に特筆すべきは、お父様に連れられてK少年(10歳)が参加されたこと。平成生まれで、もちろん当会史上最年少とのことで、わがメンバーにとどまらず、道すがら出会ったグループからもK君に黄色い声が掛かるという超アイドル的存在。お名前は海に因んだ名で、サッカー少年とのこと。将来、海に、山に、平地にと大活躍のオールラウンドプレーヤーになって欲しいと祈らずにはいられない。 珍味「栗の渋皮煮」の差し入れ 蕨山山頂到着は11時50分。Kさん、Yさんらの手際よい仕切りであっという間に、きのこ汁が完成、参加者全員に振る舞っていただいた。いつも荷物も持たず、ただ付いて行くだけで今回もお相伴に預かり、ただただ頭の下がる思いです。きのこ汁を頂いたあと、初参加のSさんが差し入れられた手作りの珍味「栗の渋皮煮」には、賞賛の嵐。聞けばインターネットから製法を仕入れられたとのことで、レシピは、まず栗のオニ皮を傷をつけずに剥き、20分ごとに7回熱湯にさらし、途中3回に分けて重曹をいれる、砂糖800グラムは4回に分け、徐々に甘みをつけてゆくという、完成までに数時間はかかろうかという手の込みよう。もちろんお味は「☆三つでーす」。本当にわが「山の会」はタレントさんが多いグループだと思う。 「ハイキング」の解釈で甲論乙駁 本日のピーク有馬山(1163M)を12時10分に極め、下山の道すがら、途中で若干の急登があったせいか、当会「ハイキング」の解釈でささやかな議論があった。つまり、人によってはコースの緩急でハイキングと呼ぶべきか、登山と称すべきかで解釈の違いがあるらしい。18人集まれば18通りの感じ方があるもので、「全員、無事に下山」が少々の解釈の相違も押し流してくれる。そうこうしながら15時15分、名郷のバス停に到着、「味わい深いハイク」の幕を閉じた。 残念ながら、都合で大好きな反省会には参加できませんでしたが、次回「茅が岳ハイク」を楽しみにしています。 |