甲武信ヶ岳がこんなによい山だったとは! 

 

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甲武信ケ岳山頂

        8月2〜3日 Y・シュガー

  「甲武信」何て素敵な山名だろう! 名がその所在地を現す様に山梨、埼玉、長野の3県にまたがっており、千曲川、荒川のふたつの大河がこの山を源流にしているとか! この会山行を楽しみに参加した。

 小淵沢経由で小海線に乗り換え信濃川上で下車すると、Kリーダー手配のマイクロバスが既に駅前に待機していた。登山口の毛木平迄への道は、車窓より目に優しい若葉色のレタス畑が延々と続き、その中で忙しく収穫品をダンボール箱に詰める人々の作業姿が見られた。毛木平駐車場で各自ストレッチ体操後、私達一行7名は初夏には緋色のじゅうたんを敷いた様に濃い紅色の花で見事な眺めであったろう、紅バナイチヤク草の群生地を後に、左に十文字峠への山道を分け右の林道に入り千曲川源流へと向った。

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毛木平より源流地点へ

 下山帰宅後、紅バナイチヤク草を調べたら「田中澄江の花の百名山」でこの「甲武信ケ岳」が選ばれていた。 事前の下調べなしで入山した事を後悔した。水量豊かな西沢のナメ滝を見ながら、緩やかな登りを行くと千曲川水源標柱が立つ地に着いた。荒川は隅田川に、千曲川は信濃川に名を転じそれぞれ大海に注ぐ迄への長い旅がこの地より発しているのに感銘を受けた。

 この標柱の沢沿いを背に樹林帯を急登し、尾根上への岩場に手をかけた指先に、珍しや大文字草が5〜6株、そしてイワキキョウ、咲き遅れ?のシャクナゲの花等が現れ始めた。2475メートルの山頂からは金峰の五丈岩が見えた様な、見えない様な状態でガスが上り始め皆無となった為甲武信小屋へと下った。今年は小屋主の徳さんが主になって20周年になったのか?理由は記憶にないが20周年記念として徳さんの似顔絵付き手拭が、宿泊者に配られた。豊かな自然を育み生命の根源となる水、時期的に水週間?なのかこの源流水を利用した手打ちソバが夕食の一品に添えられた!美味だった。

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 ブナ林の中を十文字峠へ

 翌朝小屋を後に再び山頂へと向ったが昨日見えなかった富士の姿が、凛とした早朝の山並みの奥に出現していた。急下降で快晴の中を三宝山、アップダウンで武信白岩山へとこの山は登頂禁止となり岩場の下はロープが張り巡らされていた。登山道の両サイドは石楠花の樹木が続き6月上旬だったら、確か花は何年かの周期があると聞くが、今年の咲き具合はどうだったのか。

 ブナ、コメツガの美しい樹林帯の中を十文字峠へ、苔むした地形は北八に似た感がし、思わず何度も目に優しい肉厚の苔に触れながら歩いた。ブナ林は(世代交代)とばかりに風倒木と化した苔むす古木より、若木が次々と芽を出し深山を潤っていた。十文字小屋前で暫し休憩を取り出発地の毛木平へと予定より早い到着で入浴場へ直行した。山行はコース取りで疲れが違う。暑い中インパクトの無い十文字峠経由で入山し山頂を踏み、源流地点経由で毛木平に下って来るパーティーがいたが、この逆の今回のKリーダー選択コース取りはグーだった。水量の多い西沢のナメ滝を視野に入れ、大きな水音を聞きながらの登りだったので疲れを感じない山行となりました。Kリーダー皆さんお世話様になりました。、お疲れ様でした。

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