初めのズッコケも何のその!

  陣馬山までつないだ戸倉2山(臼杵山、市道山)行


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薄暗い臼杵山頂

2003/12/2 快晴

メンバー= 侶子リーダー、タッチー、Yシュガー

 私は会山行案の一つに戸倉三山をと昨年あげた。嬉しい事に今年の11月末の会山行にその戸倉三山が入っていた。この三山は奥多摩南端に位置し、標高700〜900mの低山だがアップダウンもそこそこあり、確か7,8年前の春に荷田子登山口より入り臼杵山、市道山の二山を通過し、この時期早い日没が心配で三山目の刈寄山をパスし、何処かの峠経由で下山したと思ったがその記憶が定かではない。今回の会山行も臼杵山と市道山の二山で刈寄山には行かず、和田峠経由で陣馬高原下までのコースとされていた。あれから7〜8年経過しているのだ。7〜8才若くなったのではない。お歳を増したのだ。笑。

 再びあのコースを歩きたいと提案、参加希望としたが実は身体に不安があった。週初めより左脚の膝部分が少し痛い!不安を抱えての参加では迷惑をかけるので直前に歩いて様子を見ようと会山行の3日前に芦ヶ久保より大野峠経由で丸山を歩いてみた。家を出る時気にしていた脚がいつの間に、6時間弱も歩いたのに芦ヶ久保駅に戻った時は治っていた!良かった後は天気だ。

 ところが山行予定前日より雨、当日は一日中雨予報で中止との連絡を侶子姉(年下でも山の大ベテランなのでこう呼びます。私はまだまだ「イタラン」なので)から受け取ったのだ。「中止?延期ではないのですか?」私。「中止です」との電話の声。「行きたい!」「行こう!」「何時にする?」で、即天気予報の晴れマークの3日後とリーダーもお願いして決めたのだった。当日タッチーも加わり久しぶりの星空を仰ぎながら早朝大泉駅へと向った。所沢、小平、拝島と乗り換え、後は武蔵五日市まで終点だから安心とばかりに、車中皆でここは急登、急下降だ、尾根だ、谷だと地図読みが始まった。

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臼杵〜市道山の快適な稜線

 これがまずかった。ふと首を上げ外を見ると見覚えのあるドウダンツツジの紅葉の垣根が目に入った!「武蔵五日市に行くのにスイッチバックした?」と私。「え!」と二人。時を同じくしてこの電車は立川行きですと!車内放送が。3人で地図を片手に慌てて次の駅で飛び降りた。駅名は武蔵増戸。他人のせいにしてはいけないが前に座っていた2人が下車せず乗っていたので安心し車内放送が聞こえないほど地図に見入っていたのだ。

 小さな駅舎の前にはタクシーなど無い。次の下りはと尋ねると10分後だった。良かった、1時間に1本ではなく2本あって。武蔵五日市で予定の約25分遅れのバスに乗車し、下車する入山口の元郷までは皆無言で耳をそばだて、バス前の下車停留名の案内板を睨んでいた事は言うまでもない。今日の行程は長い、もう間違いは許されないのだ。

 元郷臼杵山登山口はバス停にある店の、狭い小路から始まった。8時25分、沢沿いよりあまりハッキリと踏み跡のない桧林の登山道を私達は侶子リーダーの先導のもと続いた。桧、杉林の登りも終わる頃、明るい尾根筋に出た。初冬の少し冷たい空気が汗に心地よく感じる。ブナ、クヌギ、楢等の落葉林が続き、落ち葉踏みしめ晴天の中、快適な山道が続く。「今日は最高幸せ!」と皆口々に気分はハイに。結構なアップダウンも軽く?途中で1本取り、テレビアンテナと反射板のある脇を通過し、荷田子への分岐グミ尾根を見ながら臼杵山へと向った。

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フィニッシュの陣馬山頂で

 再びテレビ中継所があり尾根道を行くと、木々の間より紺碧な空に映え雪を被った富士の頭が見え始めた! 小さな祠の臼杵神社を通過し臼杵山頂に着いた。元郷登山口より2時間だった。山頂は狭く周囲に木立があり落ち葉のこの時期なのに薄暗い感じだった。これから進む市道山へは60分と山頂の案内板に記載されていた。

 写真を撮り、しばし休憩する。急下降、急登、痩せ尾根の桧林を通過し再び明るい雑木林が続き、笹平への分岐を見て市道山頂に到着した。この山頂は臼杵山頂より広く、心持ち明るい。時間もちょうど正午近かったのでお昼にした。そこに単独の男性が着き、少し離れた場所でガスを取り出し私達の様に食事の支度を始めた。今日始めて会った登山者だった。その人にお願いし記念写真を撮っていただいた。私達と同じ和田峠に下りるようだ。山頂で先に立ったが醍醐峠に向う下りの痩せザレでその人に追い越された。

 醍醐峠より和田峠へと桧、杉林の中下ったが良く枝打ち、間引かれていたので開放的に歩けた。和田峠林道間近のガードレール脇に、大きな猿が一匹居たが人の気配で山の中に駆け上がって行くのが上から見えた。懐かしや和田峠到着。14時20分だった。以前上野原より石楯神社登山口〜生藤山〜醍醐丸経由でこの和田峠に着いた時は、陣馬山への登り階段上で何度息を整えたことか。あの時は初夏だったかな。今日は初冬ゆえか身体の調子が良く感じる。このまま陣馬高原下に下れば予定の1時間前のバスに乗車出来るが、皆と相談し陣馬山に行くことにした。皆も私同様、元気元気だった。

 陣馬への長い登り階段も快適に上がり、あの白馬像がある陣馬山頂に着く。やはり登って良かった。見晴らし台より、裾野まで富士の姿が良く見えた。平日なので山頂には若い?カップルと単独の男性のみだった。その男性に再び今日の良き山行の思い出としての記念写真をお願いした。山波を堪能し、陣馬高原下バス停に予定乗車の13分前に無事到着した。

 いつも山道を歩いて思う事だが、「そんな重い荷を背負って、苦しい思いしてまでも何故山なんかに登るの?]と山を知らない人達に訊かれるが、この人達に一度でも好いから味わって貰いたいものだ。落ち葉踏みしめ、大きく深呼吸しながら、今日元気に歩ける己の健康に感謝し、素直に家族に感謝出来、良い趣味を持てた事を実感出来ますよ〜と。

 スタートのズッコケで予定地まで行けるかと心配したが、ゆっくりと景色を堪能しながら楽しく歩け、オマケに予定に入っていなかった陣馬山までも登る事ができ、最高のお天気にも恵まれ、予定時間のバスに乗車でき、大大満足な山行となりました。侶子リーダー、タッチーのおかげよ。お世話様ね、有難う、又よろしくね。

                           シュガー記

【コースタイム】

元郷登山口   8:25→1本(テレビアンテナ)9:25〜9:30 発荷田子分岐10:15→臼杵山着10:20〜10:27 発 笹平分岐11:42→市道山着11:47〜12:15 発(昼食) 醍醐丸分岐13:35→醍醐峠着13:55 和田峠着14:20〜14:25発→陣馬山着14:40〜14:55発和田峠戻 15:13→陣馬高原下着16:02 16:15京王八王子へ

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