初冬の中、金時山〜矢倉岳を行く

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矢倉岳山頂

  12/9 快晴
       メンバー   シュガー、外2

 明日は快晴だ!ポストに夕刊を取りに行った主が言った。そして歩きたいと。暮れで少しは「家の事も片付けたいのに〜」と心に思ってもいない言葉を口に出したが、夕食の支度もそこそこにテーブル脇に積んであるガイドブックを広げ始めた私だった。やはりこの時季、雪を被った美しい富士の見える山しか考えられない。

 この所、高尾、石割、明神、明星と行っている。我が主に尋ねると金時山に行きたいとの事、数年前期待していた富士が晴天なのにその時雲が出、姿を拝む事が出来なかったからと。そんな事もあったか?私は忘れていた。せっかく行くのなら以前登った矢倉岳と結びたい。早速調べたが金時山と矢倉岳を結ぶ足柄峠分岐より足柄関所跡までのコースタイムが手元の資料に記載されていない。友を1人誘ったのと、天気、コースタイムの兼ね合いでまず金時山に登り山頂で決める事にした。

 私達は小田原より桃源台行きのバスに乗車し金時山登山口の仙石で下車した。富士が見えなかったと言うその時は、金時神社から入った事は覚えていたので今度は違う入山口を選んだ。仙石バス停より進行方向100m位進んだ右側に登山口の案内板がありその案内板より住宅や店舗の中を進むと間もなく登山口に着いた。今日ここ仙石は、この冬始めて氷点下になったと運転手さんが他の乗客と話していたが、数分歩いただけでもう身体が熱くなっていた。皆で上着をザックに掛け両サイド身の丈もある竹ヤブ状の登山道を登り始めた。

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金時山山頂

 12月にこの暖かさ!登り約1時間の矢倉沢峠に着く頃は汗止めのバンダナもぐっしょりになっていた。明神岳からの分岐に飛した。最近行った明神に向うカヤトの稜線上に一人の登山者が見えた。絵になる素晴らしい眺めだ。

 ひと登りして金時山の山頂に着いた。バス停より1時間25分だった。富士の姿が素晴らしく同行者の2人は大感激。平日なのに結構登山者がいた。遠く雪を被った仙丈、甲斐駒、北岳も見える。富士の左は荒川三山?以前登った愛鷹連峰がはっきり見える!こんなに良く見える金時山は初めてだ。素晴らしい360度のパノラマもご馳走の一品に加え最高の昼食が始まった。金時山頂を昼前に発つ事が出来るし、この天気、この山頂より足柄峠まで60分と案内板に記載されていたので2人に「富士を見ながら矢倉岳まで行く?」と尋ねると「行こう!」と元気な声。即最初の予定の夕日の滝より地蔵堂への下山コースを取り止め、足柄峠へと向った。

 山頂より急下降の途中には富士を見る為のベンチもあり、足元を注意しながら右に明神、左に富士と交互に景色を堪能しながら足柄峠への快適な道を進んだ。足柄峠は地蔵堂より車で来られるし万葉公園までの中間点になっていたので峠には数台の車が駐車していた。そこにいた3人の若者が「何処に行くの」かと私達に尋ねて来た。矢倉岳へと答えると3人同時に大きな驚きの声をあげた。その声を聞いてから1時間10分で矢倉岳の山頂に着いたのに。今の若い者は! 矢倉岳の登りで4〜5人の登山者とすれ違ったが標高870mの山頂は貸し切り場として私達3人を迎えてくれた。

 この山は何と!万葉時代に和乎可鶏山(わおかけ山)と呼ばれていたそうな。山頂は広々としたカヤトの原で石碑、円柱、石塔などが立ち並び北に富士山、南に相模湾も望めるし明神から金時までの稜線が手に取る様に見える位置にある素晴らしい展望が出来る山だ。山頂でその景色を堪能していた2人が言った。「今度あの明神から歩いて来たい」と!私は心の中で言った「勝手に歩け」。2人が言ったほど明神からこの矢倉岳までの稜線は素晴らしく見えた。白山神社経由で本村バス停に着いたが行く先が関本になっている確か以前矢倉沢入口というバス停で下車した筈だし新松田行きではない?おかしい?と記憶を辿り前方に見える広い車道に進むと矢倉沢入口バス停が在り新松田行きとなっていた。12分後に目的のバスが向ってくるのが見えた。

                                 シュガー記

【コースタイム】
仙石バス停9:30→金時山頂10:55〜11:25発
足柄峠 12:25→矢倉岳13:35〜13:58発
白山神社14:45→本村バス停14:52
矢倉沢バス停14:57 15:07→新松田へ

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