晴れ女・晴れ男が歩いた

      那須茶臼岳から三本槍

 

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隠居倉で記念撮影

 2004年5月29日(土)〜30日(日)

ミッチャン(CL)、ブルー、スパウ、渓谷、ロープ、kiry、マキノン、プリン、ケムタク、エンヌ

 梅雨入りまぢか? と思われる5月最後の土日、行ってきました那須連山。直前にプラチナ、ガハジン夫妻が不参加となり、復活デビュー戦に臨んだkiryは大事をとって、2日目途中から3:7人の二班に分かれ、別ルートを行くことに。最初はちょっと心細かったけど、予想外の好天に恵まれ、「いいなあ」を連発しながら、思う存分稜線歩きを楽しむうちに、そんな心配は吹っ飛んだ。一度ぜひ見たかったゴヨウツツジ、思いがけず出会ったミネザクラ、シャクナゲも濃い色で咲き始めてたし、何より新緑が眩しかったデス。

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茶臼岳とダケカンバ

5月29日(土)

那須岳山麓駅まで、あと二つほどカーブを曲がれば到着というころ、満員バスに揺られながら、私たちはほとんど全員半べそ状態。右を見ても左を見ても白い空間があるばかりで、視界は皆無。あー、最近まったく当たらないと悪評高き天気予想(断じて予報ではない)、今度ばかりは当たったか! しかし、カッパとスパッツの位置を確認して何の気なしに顔を上げてみれば、なんと、そこには信じられないほどの青空が広がっていたのであーる。山の天気の変化たるや、何てダイナミック!

 みんなの顔がいっせいに輝く。「やー、晴れましたねえ、何だか小腹がすきました。リーダー、そば、食べる時間ありますか」と、バスを降りるなり誰かが言う。目の前には、乾いた茶色の塊・茶臼岳ほか、何もかもがすっきりくっきり手に取るように見える。全身に力がみなぎる。ただただこの明るさが嬉しい。茶臼への登りは、草木も生えぬ岩だらけの道をひたすら行くのみ。面白くない山だなあ、と新米は思う。峰の茶屋から上は風がびゅんびゅん吹いて、長袖を着込むほど。それでも頂上は人・ひと・ヒトで、みな絵に描いたように同じ格好でお昼を食べていた。あんなものかい?

 このあとは、今日の終着点・三斗小屋温泉を目指す。急な下りをのんびり行けば、先週行った奥多摩とは様子がだいぶ違うことに気づく。ダケカンバの林は、今日やっと芽吹いたかのようなやわらかな緑。向こうの斜面全部がダケカンバ、心底キレイと思う。そうか、このあたりはだいぶ季節が遅いわけですね。なに、そんなことも知らないのかって。すみません。

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茶臼岳を目指す

 途中、ハッとするような、若くて美しい女性とすれ違う。「一人で歩くなんて危ないよー」とマキノン。「地元なものですから〜」。このごろ、ときどき若くてカッコイイ人に会いますね、山で。ダブルストックで、長袖の上に半袖のTシャツ着て、色の組み合わせもいいセンス。急な山道を跳ぶがごとく、駆け上っていきます。おっと、脱線しました…。

 「延命水」で喉をうるおし、サンカヨウに見とれるうちに、無事今日のお宿・大黒屋到着。何を隠そうここのお風呂には感激しました! 夕暮れ時、窓を一杯に開け放して、緑に囲まれて入る温泉っていうのは、考えただけでも贅沢じゃありませんか?

5月30日(日)

 朝から上天気。完全に雨具は不要。嬉しい。もう一軒の温泉宿「煙草屋」の間を抜け、登り始める。来た道、行く道がすべて目で確認できるって、素晴らしい。わかりやすいから充実感もいっぱい。天気に恵まれたことが大きいと思うけど、こうスコーンと抜け出たような開放的な雰囲気の山では、歩いている人もいたってフレンドリー。下を向いて黙々と歩く山ではないからか?

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ミネザクラ

 隠居倉、朝日岳からいったん熊見曽根にもどって、清水平経由で三本槍へ。ここも昨日の茶臼同様、大混雑。記念撮影に欠かせない「三本槍頂上」の札待ち状態。私たちと同じく北温泉に向かうという団体ツアーの一行より、何としても先に到着して、ゆっくり温泉につかりたいという気持ちがはたらき、早々に下山開始。それにしても、どうして「三本槍」なのか、どなたかご存知でしたら教えてください。皆で探したけど、頂上は広い広場のようなところで、どこにもそれらしきものは発見できなかったのであります。

 さて、念願のゴヨウツツジに会えたのは、北温泉もまもなくというころ。ツツジというイメージを超えて、それは見上げるほど背の高い木。木漏れ日を浴びる緑色をバックに、白くて可憐な花が楚々と、あちらにもこちらにも咲いていたよ。今、石神井で流行? の春の恵みではないけれど、このあたりで「根曲がりだけ」を採っていた地元の方から、「あげる〜」と10本ほどいただいて帰ってきた。よほど欲しそうな顔をしてたんだろか。ホイル焼きと酢みそ和えで、あのご婦人に感謝しつつ、ほろ苦い春の味を楽しませてもらいました。

 北温泉では、露天と内風呂の二つに入って、ビールをぐいっと。マキノンお手製の焼き豚の美味しかったこと。帰りは、「こんな明るいうちには家に帰れない」というマキノンのリクエストに全員うなずいて、池袋で打ち上げをしてお開きとなりました。新婚のヒロさんまで呼び出して、ゴメンナサイ。

 最悪の事態を予測して、コース変更のための資料をザックに忍ばせておられたリーダーのミッチャンはじめ、メンバーのみなさん、ほんとうにありがとうございました。楽しかった! 深謝。

(エンヌ記)

【コースタイム】 プリン記

5月29日
那須岳山麓駅発10:35〜峰ノ茶屋11:35/11:52〜茶臼岳12:29/12:43〜峰ノ茶屋13:12/13:25〜三斗小屋温泉(大黒屋)14:45

5月30日
小屋発06:32〜隠居倉07:30/07:40〜熊見曽根8:06〜朝日岳8:25/8:30〜熊見曽根8:47/8:55〜北温泉分岐9:25/9:30〜三本槍岳9:55/10:00〜北温泉分岐10:25/10:30〜北温泉12:40

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