水が多けりゃまた楽し

        ・・・丹沢・葛葉川本谷
              
2003年7月12日 曇り
                                         メンバー・ブルー、ヒロナガ、KIRY、タッチー

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コイもびっくり?

 今回の主役はタッチーに決まりだ。今度で4回目だというのに迫力満点、水を怖がらないのがいい。7bの横向きの滝では、”コイの滝登り”クライムで魅せてくれた。滝の中に頭から突っ込み、叩きつけるように落ちてくる水の圧力と重力に抗して、天に向かってジワジワと突き進んでいく姿は、きっとほかのメンバーにも感動を与えたことだろう。

 メンバーは、3回連続のブルー、ヒロナガのコンビにKIRYとタッチーが加わり、4人パーティーとなった。小田急線新宿駅から予定より45分遅れで出発し、秦野駅から遅れを取り戻すべくタクシーで「葛葉の泉の広場」まで直行する。料金は2000円ちょいで、バスだと「菩提原」バス停から1時間近く歩くことになるので、人数があればお得かもしれない。

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快適な滝も多い

 

 

 

 

 葛葉川本谷は、「初心者も楽しめる沢として人気がある沢」と紹介されているが、朝方まで雨が降っていたせいか、今回はベテランのブルーさんも驚くほど水量があり、なかなかあなどれない滝相となっていて、期待以上に楽しませてくれた。(インターネットで他のホームページを調べてみたら、どうも倍ぐらいの水量がありそう)

 葛葉の泉で身支度を整えスタートする。堰堤をすぎてすぐに右に下って入渓、小滝を快適に越して行く。すぐにゴルジュとなり、3bから5bの滝も水量が多くてかなり濡れるが快適にクリアー。いよいよ、7b横向きの滝だ。KIRYさんがトップで登るが、どうした訳か滝を行かずに、右壁をまったく濡れずに登る。つぎにKIRYさんの確保で、タッチーさんが行く。最初から滝と真っ向勝負だ。一番水圧がきつい水流のど真ん中に頭を突っ込み、直登を開始。あわてず騒がずしっかりホールドを確保しながら登るところは、なかなか安定感があって様になっている。

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水を恐れずがんがん取りつくタッチー

 私は、少しは余裕のあるところを見せようと、左側のホールドを拾いながら水流を避けて登るが、それでもホールドを探そうと見上げると、水がまともに顔に降り注ぎ緊張を強いられる。途中に残置ハーケンがあり、ランニングビレイが取れるようになっていたが、この水量では下から確認することはできない。上部では、右側に移動し突っ張りぎみに登ったので、結局ずぶ濡れになった。ブルーも左側から取りつき、本流を避けてそのまま直登しようと試みたようだが、スリップして一瞬ザイルにテンションがかかり、KIRYさんの顔に緊張が走る。が、それも一瞬、無事クリアー。

 続く7b滝で、前のパーティーに追いつき、しばし休憩。私がトップで登りタッチーさんにザイルを出すがほとんど問題なし。2条5b滝で前のパーティーを追い越した。見たところ20代前半の若いグループだ。彼らは初心者が何人かいるようでザイルを出していたが、こちらは問題なくクリアーする。問題は、8b板立ての滝。ブルーさんは、「こんなとこあったかなー」と首を傾げつつ、右の巻き道を上がりザイルを下ろす。KIRYさんがトライするが、あっさりとあきらめる。私はというと、風邪気味のため、これ以上体を冷やしちゃまずいと、はなから戦意なし。(はいその通り、いい訳です)

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トップで行くヒロナガ

 この後すぐに、林道の橋の下を通過。そのとき、犬が二頭猛スピードで駆け抜ける。一瞬、野犬かと思い枝を拾って戦闘態勢を取ろうとしたが、猟犬と分かり解除。しかし、つぎに散弾が飛んでくるんじゃないかと、みんな不安顔。ブルーさんのアイディアで、大声を出して人間をアピールすることに。「わ、はっはっは」とか、「こんちは」などと、山に向かって大声をはり上げる。

 ここからは、ちょうどいい小滝がいくつも現れ、楽しいシャワークライムの連続となった。ただ5bの滝では、最初の一歩が難しく、KIRYさんは長めのスタンスを生かしてクリアーするが、続く私は、ブルーさんの教えてくれたホールドでようやくクリアー。タッチーさんは、ブルーさんの”魔法の手”の力を借りてクリアー。ブルーさんは水流の中を難なく登ってクリアーし、実力の違いを見せつけた。富士形の滝8bは、水流正面から登るのだが、ホールドが細かくブルーさん以外はあえなく敗退。ここの水流は、湧水が入っているようで、水温が下より2、3度低く感じた。

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見かけによらぬ?華麗な登りのブルーさん

 3段10bのナメ滝も楽しい。滑りそうで不安だが、その緊張感がまたいいのだ。6bの滝を越えるとすぐに水は涸れ、ガレとなる。胸を突く源頭部を詰めてゴルジュを抜けると明るくなった。左に踏み後があるので、そこをしばらくたどると三の塔尾根に出た。そこで装備を解き、一路大倉バス停を目指した。

 大倉バス停では、ブルーさんが顔なじみのドングリハウスで休憩し、タクシーで渋沢の湯花楽(ゆからく)に直行、汗を流した。ここには、大浴場、露天、寝湯、電気風呂、ミルキー風呂、サウナなどがあり、時間さえあればゆっくり汗を流せる。お食事処もある。会員になれば(その場で登録可)、入浴料は土・日料金600円が550円。食事、飲み物類も割引あり。

 <コースタイム>
入渓点9:50〜林道下11:40〜富士形の滝12:00〜三ノ塔尾根13:30〜大倉バス停16:00

(ヒロナガ記)

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