爽やかな一期一会に疲れも癒やされ行動13時間!
2019年7月26日夜行~29日 メンバー5人 晴れのち雨
コースタイム:7/28 剱沢キャンプ場4:05~5:32源次郎尾根・取付~12:45剱岳山頂~4:21剱山荘~4:58剱沢キャンプ場
憧れていた源治郎尾根を、所属する山の会の夏合宿で踏破することができた。自分を含め、13時間に及ぶ行動中、全員バテることもなく無事、剱沢キャンプ場に帰還できたのであった。
幸運の出会い
7月28日午前4時8分、剱沢キャンプ場を出発。剱沢小屋から剱沢へと下る。正面に滝が現れたところで、アイゼン装着など準備を開始。ほぼ同時に3人パーティーが追いつき、彼らが先行することとなった。そのパーティーのリーダーは、源治郎は初めてとは言うものの、前日は八ツ峰を踏破してきたという強者。未経験者揃いの我々にとって決定的といってもいいぐらい、幸運な出会いなのであった。その幸運の効能は、第一の難所と言われている取り付き直後の壁で効力を発揮した。
先行パーティーのリーダーが、ハーケンにスリングをセットしていても、後続2人が難儀するほど一手目がちょっと悪い。そのセットを我々のために残してくれたのだ。そのおかげで短時間で突破できた。クライミング要素が必要な次の箇所でもセットした支点を気持ちよく貸していただき、我々はロープを出して、ここもスムーズに突破できた。感謝しかない。

ハイマツ帯を抜けて気持ちの良い岩稜登攀 
剱岳の最後の登り。落石の注意が必要 
二峰のピークはもうすぐ 
剱沢雪渓を下る 
源治郎尾根への取り付き地点で。上に伸びるのは平蔵谷の雪渓 
ハイマツ帯から出ると気持ちのいい岩登り 
二峰の懸垂下降。50㍍ロープではたぶんテラスまでで、2度手間となっていたかも‥。
ハイマツ帯を抜けると快適な岩稜登攀
ハイマツを掴んで、じっと我慢の登りが続く。そしてやっとハイマツ帯が切れると、高度感抜群の岩稜帯の登りとなる。予報に反して青空が広がり、じりじりと日に焼けるのが分かる。岩稜帯はフリクションも良く効き、手がかり足がかりも豊富。気持ちよく高度をかせげたが、ガレ場では落石を起こさないよう細心の注意が必要となる。眼下には平蔵谷の雪渓から水蒸気がゆらゆらと立ち上がり、涌いてきた薄雲が混ざり合い、幻想的な景色をつくり出す。

雲涌く谷を見下ろしながらの一般登山道の下り
感激の登頂 ライトセーバー振り回す
先行パーティーとは、2峰で懸垂下降の準備中に追いついた。支点は残置のスリングがきれいに取り除かれ、直径3㎝ぐらいの鉄棒の支柱に極太の鎖が何重かに取り付けられ、さらに近くの岩にセットした10㍉ロープでバックアップが取られていた。先行パーティーのリーダーは50㍍のダブルロープを2本結束し、トップで下降。着地点に雪渓があるかどうか、我々の50㍍ロープ一本で足りるかどうかを、確認してくれることに。結果は雪渓なし、50㍍ロープ1本では不安ありとして、先行パーティーのロープを使わせていただくことに。またまた深謝!!
懸垂下降後、5㍍ほどの雪渓をわたる。右側が切れているため、見た目は怖いが難なく通過。あとはひたすら我慢の登りで、1時間ほどで感激の登頂を果たす。頂上の祠にはなぜか、ライトセーバー(映画スターウオーズで使われる剱)が。ハラちゃんが感激のあまり、これを振り回して記念撮影。ただ雨模様となり、景色はなし。すぐに一般登山道を慎重に下り出すが、テン場には17時の到着となった。朝4時からなんと13時間の行動でくたびれたが、達成感と充実感溢れる、久しぶりの山行となった。みなさんお疲れさま!!
島根県の山岳会リーダーに深謝!
ちなみに、先行の3人パーティーは島根県の山岳会で、リーダーが個人的に主宰する22、3人の会だそう(上部組織には未加盟)。最後にお礼も言わずに別れてしまい、心残りとなっています。このブログを見ることは、まずないとは思いますが、この場を借りて、感謝を申し上げます。ありがとうございました。

ライチョウの親子 
超ミニなネズミファミリー(別山分岐)