小蓮華岳(2769m)~白馬岳(2932m)~旭岳(2862m)~杓子岳(2812m)~白馬鑓ヶ岳(2903m)~不帰キレット~唐松岳(2696m)
日程:8月11日(木・祝)~8月13日(土)
メンバー:YoidoreYamaOyaji、プリン、NobueChan

「山の日」が制定されて初めての8月11日から、白馬連峰の百高山6座と不帰キレットを踏破する計画を立てた。本当は7月の連休に予定していたのだが、悪天のため変更を余儀なくされたものをリニューアルさせてのリベンジだ。天候は予想以上に安定し、しっかりと山行に集中することができた。
(左写真は天狗の大下りの直前で唐松岳を臨む)
今回の山行も一期一会の楽しい出会いがあった。それは後日、加筆することとするが、とにかく今回の山行で百高山を6座踏み、新たに2座、残り11座となった。
メーンは不帰キレット
今回のメーンはなんといっても不帰のキレットだ。最初に通過するか、最後にするか悩んだ末、目的の百高山を踏破後に通過することにした。天候が悪化すれば、エスケープすればいい。これだと気が楽だ。だが、そのためには軽量化による体力温存に心がけなければならない。いつも必ず持参する酒も缶酎ハイもなしにした。ロープウエイの駅で計量したら15㎏を切っていた。おかげで天狗山荘のテン場まで快調そのものだった。
その不帰キレット。天狗の大下りから見下ろすと、綿あめのような薄雲が風に乗ってキレットを越していくさまは、例えようもなく美しい。朝日も当たって想像していたより明るい。昨年歩いた大キレットのような険悪さはない。ザレてはいるがさほど問題はなく、最低鞍部に到達した。前後に数パーティーしかおらず、落石のリスクが少なかったのもよかった。その後も、いくつかの鎖場通過で少し待たされたくらいで問題なし。有名な空中梯子も写真で見るよりはるかに短く、拍子抜けするぐらい。2峰にくれば、ほぼ核心部も終わる。それまで抜きつ抜かれつしていた山慣れていそうな30代と思しきカップルが、我々がポーズをとって写真を撮ったりしているのを見て、「余裕あるね。写真なんか1枚も撮れなかった」「こういうところ慣れてるんだよ」と、ひそひそと話しておりました。
3峰から唐松岳に到着すると、それまで静かだった山が一変し、人だかりの観光地と化した。そのギャップに安堵感もわいてくる。あとは、リフトとロープウエイをつないで下るのみ。ところが先日、会の「だれでもクライミング」の時に阿寺の岩場で一緒になった若者一行が、ロープウエイは使わずに下山していったのだ。こちとら、そんな発想は鼻からない。リフトの上からため息交じりに静かに見送った。
さて、今回の山行を振り返ってみよう。
甘えん坊の百名山チャレンジャー
1日目:8月11日 今回、YoidoreYamaOyajiは初めて白馬大池を訪れた。ブルーアイズのような美しい大池を見下ろすと、これから厳しい縦走が始まることを忘れてしまいそうだった。白馬大池山荘のキャンプ場は、着いたときにはすでに色とりどりのテントが所
狭しとひしめいていた。実際、張る場所がなかなか見つからない。通路の脇にようやく見つけたスペースだったが、隣との隙間が狭い。躊躇していたら、お隣の住人が承諾してくれたので張ることにする。
さっそく、小屋の休憩スペースに陣取り、まずは乾杯。ひと段落したところで、まだまだ陽は高いので、外で食事を作りながら第二ステージと相成った。タイの刺身が美味。そのうち、近くにテントを張り終えた男の子が話しかけてきた。小学校の5年生ぐらいの子で、おじいちゃんと百名山を目指すんだとか。おじいちゃん51歳。お父さんはいないそう。なので、おじいちゃんがお父さん代わりなのだ。明日登る白馬岳が百名山3つ目で、そのためにテントも買ったという。我々が食べていた夕食のキノコ汁を欲しそうにのぞき込んできたので、おすそ分けしたら、自分はキノコは嫌いだからと、おじいちゃんにあげちゃいました。お開きの後も、この子はテントまでついてきて、さようならをしてくれた。ちょっと甘えん坊の子だったけど、百名山登山を通して、たくましい男子に育ってくださいね!
フランス人カップルとの一期一会 天狗山荘
2日目:8月12日 続く