木曽駒ケ岳に向かってポーズ。素晴らしい紅葉に興奮!昨日(9月28日)、日本百高山77座目となる、中央アルプス・将棊頭山(2730m)に登った。予想もしていなかった見事な紅葉に、何度も歓声をあげてしまった。
しかし、尾根に上がり噴煙を上げる御嶽山を目の当たりにした時、あの場にもし自分がいたらと想像し、身震いするほど自然の脅威を実感したのだった。
今回の噴火で、二つ驚いたことがある。一つは、気軽に登れる身近な山で、あまりに突然起きたということ。もし、その場に自分がいたならば、しかも何人かのパーティーのリーダーだったなら…。はたしてメンバーの安全を守ることができただろうか?
生々しい現場の映像、命からがら逃げてきた人たちのインタビューが、テレビニュースで繰り返し放映される。これらを見るにつけ、何が生死を分けたのだろうか、と考える。そして犠牲になられた方々のご冥福を祈った。
二つ目、火山国日本なのに、噴火の予知ができないということ。テレビニュースや新聞で、専門家は今回起きた噴火、水蒸気爆発は「予知は難しい」という。
一方、火山観測の予算が事業仕分けされ、削られてきた事実。観測体制の見直しの中で、御嶽山が観測強化対象からはずされ、観測を続けてきたある大学教授は当時の新聞特集記事で「気象庁の観測体制が不十分なまま、大学の観測網が縮小されている。これでは活火山の観測をやめるに等しい」と指摘していた。わずかとはいえ、何かしらの兆候はあったのだ。それをどうとらえ、その情報をどこにどう伝えるかが問われる。人的配置、観測機器の更新など、どうだったのだろうか――。
被害にあった人は「運が悪かった」で終わらせてはいけない、と思う。責任追及ではない。このような惨事を繰り返さないために、被害を少しでも少なくするために、専門機関、専門家には教訓をしっかり引き出してもらい、今後の観測体制強化と予知技術の発展に早急に生かしてほしい。我々、山に登るものも当然、どういう備えをすればいいのかを改めて考え、実践しなくてはならないだろう。それは火山噴火に限らず、地震、津波など、あらゆる自然災害に対しいえることだと思う。
噴火が続く中、厳しい救出活動は続いている。被害の全容も、まだわかっていない。一刻も早い全員救助を願わずにはいられない。
将棊頭山山行について(メンバー:YoidoreYamaOyaji、ぷりん)
9月27日(土)
仕事を終え、自宅に午後6時半ごろ着。ささっと支度して7時ちょい過ぎに車で出発。4日前の北横岳山行と同じく圏央道から中央道を通って、小黒川渓谷の登山口に11時前に到着。一杯飲んで11時半、車中で就寝。左に傾いているので、ちょっと寝苦しいが、ほぼ熟睡。
9月28日(日)
午前5時半、起床。2、3パーティーがすでに出発していった。我々は梅粥の朝食をとって、6時に出発した。標高は約1300mで山頂2730mまで、標高差1400m。出だしの登山道はつづら折りで、傾斜も緩く歩きやすい。高度をあげるにつれ、ダケカンバ、シラビソの黄葉、ナナカマドの紅葉、ハイマツの緑のグラデーションが青空に見事に映える。まったく想像もしていなかった景色に感動!
荷が軽いせいか、胸突き八丁の急登も苦にならない。お昼前には頂上を踏み、西駒山荘でコーヒー(300円)をいただき、一気に下山した。中央道は4日前と同じく、小仏峠手前で渋滞。なんとかならないのかな~とぼやく。 家には9時ころに到着した。
それにしても、こんな素晴らしい紅葉なのに、人の少なさには驚いた。思いがけない静かな山行をさせてもらったことに、感謝です。
【参考コースタイム】
登山口6:15~野田場7:35~大樽避難小屋8:35~胸突ノ頭10:35~山荘11:05~将棊頭山11:30~山荘11:50/12:05山荘12:05~大樽避難小屋13:32~登山口15:05




